造船の島として知られる因島について紹介します。
「造船の島」として知られる因島は、瀬戸内海国立公園のほぼ中央に位置しており、因島大橋(※上写真)と生口橋で結ばれた「しまなみ海道」を構成する島の1つ。青い海とみかん畑に囲まれた風光明媚な島です。
農業ではみかんや八朔(はっさく)などの柑橘類の栽培、工業では造船業が主力産業です。
この島の北端の、波がおだやかで海が深い造船産業に適した場所に、因島鉄工業団地があります。
私たちの会社、岡本製作所もこの工業団地内にあります。
気候は温暖な海洋性の気候で、平均気温は約15度。
瀬戸内海のほぼ中央に位置しており、降雨量は少なく積雪もまれです。昭和28年5月1日、島内6ヶ町村と隣の生口島の一部、東生口村を加えて、全国で第248番目の市「因島市」となり ました。
平成18年1月10日、因島市は尾道市と合併し、「一島一市」という52年余りの歴史に幕を閉じて、新たに尾道市の一員となりました。
しまなみ海道の全線開通を契機に観光産業に力を注いでおり、『水軍と花とフルーツの島』をキャッチフレーズに、豊かな自然と地域色を出したイベントの開催や特産品の開発等により、流動人口の増加を図るべく各種取り組みを行っています。
因島は『造船の島』といわれていますが、その歴史は大変古く、ルーツ を尋ねると有名な「村上水軍」よりもさらに昔…古代にも遡ります。この地が村上水軍の根拠地として発展したのは、室町時代から戦国時代にかけて。江戸時代には廻船業で繁栄しました。
こうした船との関わり深い島の生い立ちが、明治時代に入り造船業を興すことにつながり、その後の『造船の島』としての発展につながりました。年間降雨量が少なく、海が深く、天災がほとんどない恵まれた瀬戸内海に浮かぶこの島で造船産業が発展したことは、当然と言えるでしょう。
昭和40年に、わが国の船体ブロック製造の先駆者として製造を始めて以来、全国20数社の造船所から受注を受けるまでに成長しました。その生産高は日本一を誇っています。
130tクレーン・100tクレーンの共同設備をはじめ、中小企業レベルでは他に類を見ない大規模で高度な技術集積基地として、その共同施設のメリットを発揮した総合力で積極的に対応しています。また、共同受注事業として、材料搬入・工程管理・品質管理・製品納入までの合理的でトータルな製造ラインをひき、高度な顧客ニーズに高品質でお応えする万全のシステムを確立しています。
造船の島として知られる因島ですが、四季を通して楽しめる様々な観光スポットが島内に多くあります。
ぜひ一度因島へ遊びに来て下さい!
因島大橋完成を記念して大橋のふもとに作られた、瀬戸内海を臨む美し い芝生の公園です。海峡を行きかう船と大橋を眺めながら遊べ、グループや家族連れで、軽いスポーツを広場で楽しめます。
大浜埼灯台と灯台記念館、レストハウス、キャンプ場、チビッコランドなど見どころ、遊び場所がいっぱい!
遊具も色々あるのでお子様連れでも楽しく遊べます。
珍しい花、 新しい花など約95,000本の花木が栽培、展示されている花のテーマパークです。
大温室や花壇をはじめ、 カスケード広場、 レストハウス、 フラワーショップ、 研究室などの施設があり、 四季折々花にまつわる様々なイベントが催されており、訪れた人を楽しませてくれます。
営業時間/9:00~17:00
休業日/毎週火曜日(祝日除く) 年末年始
入場料/無料
日本で唯一の水軍城。金蓮寺の右手小高い丘にある本丸には、村上水軍ゆかりの武具、甲冑、古文書などの歴史資料が展示されています。また展望台を兼ねる隅やぐらは船の資料館となっており、子供達の人気の的です。
営業時間/9:30~17:00(1/2、1/3は10:00〜15:00)
休業日/毎週木曜日(祝日の場合は営業) 12/29〜1/1
入場料/大人310円(団体30人以上 210円)
小人150円(団体30人以上 100円)
村上水軍の菩提寺で宝徳2年(1450)青陰城主 村上備中 守吉資の創立といわれています。裏には村上水軍歴代の宝筐印塔十八基や、五輪塔が多数あり、質実剛健な水軍武将の夢のあとが偲ばれます。
青い海、白い砂浜の美しいしまなみビーチ。
夏には海水浴が楽しめ、多くの人で賑わいます。
また、近くに「因島アメニティプール」もあります。
営業期間/7月中旬~8月下旬 9:30~17:00
施設/シャワー 200円/3分
生家跡の秀策記念館には、江戸から父母に送った手紙や、碁磐などの遺品が保存されており、数多くの囲碁ファンが訪れています。
平成20年9月27日に本因坊秀策囲碁の館がOPENしています。
開館時間/10:00~17:00(入館は4:30まで)
休業日/毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌日)
入場料/大人 300円
中学生以下 無料(身体障害者などの認定を受けている方も無料)
団体240円(20名以上)
棋聖・本因坊秀策は、1850年頃に活躍した人で、お城碁には破れたことがなく、人々は古今無双と称したと伝えられています。
現在でも本因坊道策と共に、『二大棋聖』として仰がれています。
生家跡の秀策記念館には、江戸から父母に送った手紙や、碁磐などの遺品が保存されており、数多くの囲碁ファンが訪れています。
因島は瀬戸内海のほぼ中央にあり、紺碧の海、はるかに望む四国連山、 無数に点在する島々など、 瀬戸内海を代表する景観に囲まれています。
国立公園特別地域に指定された因島公園からは、無数に点在するそれらの瀬戸内の島々を一望できます。公園内には高さ5mの大師像や遊歩道、展望台など見どころ・遊びどころがいっぱいです。
因島公園は春には『桜の名所』として、毎年多く訪れる花見客たちの目を楽しませています。
昔、周防の蔵人の娘が都へ上る途中で、因島村上水軍の武将 金山亦兵衛康時に捕らえられました。康時は捕らえたこの娘の美しさに魅せられ、側女にしようとしましたが娘は応じませんでした。
これに怒った康時は娘を斬り殺してしまいましたが、それからというもの夜になるたび娘の弾いていた琴の音が渚から流れ、 娘の亡霊が康時の身辺を悩ませるようになりました。
そこで康時は、娘の霊を鎮めるために渚の岩に地蔵尊を彫り手厚く葬ったと言います。それが現在の地蔵鼻の地蔵尊です。
今この地蔵尊は島の人々から「鼻の地蔵さん」と呼ばれ、石地蔵を持ち帰り願をかければ子授け・安産などの女の願が叶うと伝えられていて、人々に信仰されています。
文政10年、柏原伝六とその弟子達によって五百羅漢の石仏が作られました。実際には700体ほどの大小様々な石仏が所狭しと並んでおり、山門から頂上への参道で、来る人を迎えてくれます。
頂上からの展望は素晴らしく、眼下に広がる瀬戸内海の多島美に歌人吉井勇は、「白滝の山に登れば眼路広し 島あれば海 海あれば島」と、眺めの素晴らしさを歌に詠んでいます。
青影山(標高277m)の山頂に村上水軍の城跡があり、青影~奥山ハイキングコースが整備されています。
ハイキングコースからは芸予諸島や四国連峰が望め、野鳥の姿を観測しながら尾根づたいに進めば、瀬戸内の自然と美しさを体一杯に満喫できます。
営業時間/10時~17時
アメニティプールには、「ウォータースライダー」をはじめ、ランプスライダー、キノコ型の噴水等楽しい設備がいっぱい。
プールの前に広がる美しいしまなみビーチ、青い海、白い砂浜では海水浴が楽しめ、どちらも夏のシーズンは多くの人で賑わいます。
営業期間/7月中旬~8月下旬 午前10時~午後5時
プール入場料/
大 人 500円
中高生 400円
小学生 300円(小学校就学前は無料)